竜ヶ浜キャンプ場からのお知らせ

2019.08.14

竜ヶ浜植物日記28 ハマカンゾウ


ハマカンゾウ  ツルボラン科

海岸や海岸近くの乾燥地に生え、8~10月頃にオレンジ色のユリのような花を咲かせます。花はユリと異なり上を向いて咲き、黄色から赤色まで、色の濃さにはバリエーションがあります。葉は長さ60~70cm、幅1~2cmの分厚いススキのような葉で、近縁のノカンゾウと異なり冬でも枯れずに残ります。

大月町では食用にする話を聞きませんが、若葉はおひたしで、ツボミは中華料理で「黄花菜」といって乾物にしてスープの具にするということです。夏の季語で使われる「忘れ草」はハマカンゾウやノカンゾウ、ヤブカンゾウなどの総称です。

2019.07.21

竜ヶ浜植物日記27 ハマゴウ


ハマゴウ シソ科

砂浜や砂利浜に生育する常緑低木で、茎が砂浜を這って延びるため高さ50cmくらいの背の低いくさむら状になります。浜の上部をおおいつくすような大きな群落を作ることがあります。7月から9月に紫色の花を咲かせ、実は蔓荊子(マンケイシ)と呼ばれる鎮痛、消炎作用がある生薬です。ユーカリに似た芳香があり、特に熟して乾燥した実はとても良い香りがするため、実を枕に入れると頭痛に効果があると言われます。

2019.07.17

竜ヶ浜植物日記26 ガマ


ガマ ガマ科

ガマは湿地に生える植物です。竜ヶ浜キャンプ場の横には塩性湿地があり、キャンプ場側の際にガマが生えています。ガマの花は上下二段に分かれていて、先に上段の黄色い雄花が咲き、後から下段の茶色い雌花が咲きます。雄花から採取した花粉を蒲黄(ホオウ)といって昔から血止めの薬として使われています。

「因幡の白ウサギ」では大黒様が赤裸になったウサギに「ガマの穂」を体にまぶして直しなさいと教えましたが、薬効があるのは雌花の穂ではなくて、先に咲く雄花の花粉です。

2019.07.10

竜ヶ浜植物日記25 コオニユリ


コオニユリ ユリ科

7月に入り、道端や海岸の木陰に美しいオレンジ色のユリが咲き始めました。花は下を向いて咲き、花弁はオレンジ色の地に暗紫色の斑があり、強く反り返ります。草丈は30~70cmくらい、笹の葉形の細長い葉は長さ10~15cmくらいで、茎の全周に互い違いにつきます。本州・四国・九州に広く分布します。鱗茎は食用で、いわゆるユリ根として販売されているものの多くはコオニユリの鱗茎だといわれています。

大月町では、同じ時期にコオニユリとよく似ていて一回り大きい花を咲かせ、葉の付け根に暗紫色のムカゴを作るオニユリも見られます。

2019.07.06

竜ヶ浜植物日記24 ボタンボウフウ


ボタンボウフウ セリ科

海岸に生える多年草で、3葉に分かれた小葉がミツバのように3方に出ます。葉は白っぽい緑色で、柏島では「ボフ」「ボウフ」と呼ばれ、若葉は天ぷらなどで食用にされます。6~8月に枝先に20輪ほどの小さな白花が束になったものが20束ほど集まって咲きます。沖縄で「長命草」と呼ばれるものと同じ種ですが、葉の様子や生育する場所がいくらか異なる事から、沖縄産のものを変種とする研究者もいます。

2019.06.23

竜ヶ浜植物日記23 ハマユウ


ハマユウ ヒガンバナ科

海岸の土手の上や海岸近くの道端などでよく見られる大型の多年草で、肉厚で細長い葉が株になり、夏に株の中から太い茎が伸びて頂端に多数の白い花が咲きます。花は白くて細長い6枚の花被が反り返っていて、夕方から夜にかけて強い芳香を放ちます。花が終わると白くて丸い直径3cmくらいの種ができ、この種は厚いコルク質に被われていて水に浮き、海流によって遠くに分散します。種は海岸に打ち上がると水がほとんどない環境でも発芽します。夏の海岸に咲くハマユウの白い花はとても美しく、大月町の花に指定されています。

2019.06.20

竜ヶ浜植物日記22 タイトゴメ


タイトゴメ ベンケイソウ科

関東から九州の海岸に見られる多年草で、茎は地表を長く這ってたくさんの枝が出ます。枝は米粒のような葉が鱗のように密生した房になり、地表を覆いつくします。冬から春にかけて房の先端部以外の葉が赤く色づきます。5~7月ころ房の頂端に5弁の黄色い花が咲き、黄色い絨毯のようになります。タイトゴメは大唐米と書き、室町時代に多く栽培されていた長粒の赤米の名で、葉の色や形が似ていることから名付けられました。

2019.06.19

竜ヶ浜植物日記21 ヒトモトススキ


ヒトモトススキ カヤツリグサ科

竜ヶ浜キャンプ場の南側には海岸が近いためいくらか塩分のある湿地が広がっていて、独特の植物が成育しています。塩性湿地を代表する植物のひとつが、ヒトモトススキです。高さ2mを超える背の高い草が湿地を覆いつくすほど群生しています。細長い葉の両側と裏側の肋には鋸歯があり、葉をこすると皮膚が切り裂かれることから別名を「シシキリ(肉切り)ガヤ」と言います。ヒトモトは”一本”で、一株から多数の葉を出すことから名付けられました。夏に花茎が伸び、先の方30cmくらい5~7節に褐色の小穂がかたまって付きます。

2019.06.14

竜ヶ浜植物日記20 ヒメコバンソウ


ヒメコバンソウ イネ科

江戸時代に帰化したヨーロッパ原産の外来種で、本州から沖縄の乾燥した道端や草地、海岸などに多く見られます。細長い葉が株立ちになり、夏には細いが硬い茎が50~60cmの高さまで伸びて三角形の小穂をたくさんつけます。茎を摘んで振るとシャラシャラと音がするため、スズガヤと呼んで子供達が遊びます。

2019.06.05

竜ヶ浜植物日記19 クサスギカズラ


クサスギカズラ キジカクシ科

本州~四国~九州の海岸の崖などに生育します。地下にサツマイモ形の根茎があり、硬い木質化した茎が立ち上がります。茎にある強大なトゲの脇から細いツルが伸びて他の植物にしなだれかかります。5月末から6月にかけて6弁の小さな白い花が咲きます。根茎は「天門冬テンモンドウ」という生薬で、滋養、強壮、緩和、止渇などの薬効があると言われています。見た目からは想像しにくいですが、アスパラガスの仲間です。

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